Lnail（エルネイル）

　お店の移籍を検討する時の理由は人それぞれだ。人間関係がうまくいっていないから環境を変えたい、お給料や待遇を今よりもいい所に、など自分にとって条件のいいサロンを選択するのが普通だと思う。その条件の中でも「スキルUPが出来る環境」が移籍理由のベスト3に入ってくる。でもこれが曲者だ。なぜなら本当にスキルアップが出来る環境なのかどうか判断が難しいからだ。

　　皆さんスキルアップが出来る環境と言えば何を思い浮かべるだろうか。一流技術者から指導がある研修？有名な先生からの指導がある事？勉強会が定期的にある事？もちろんどれも当てはまると思うし、技術向上にレッスンは欠かせないのは当然だ。

　でもよく考えてほしい。技術研修なんてどこのサロンでもやっていると思わないか？「いや大事なのは中身だ！教える人のレベルだ！」確かにその通りだが、それならスクール、もしくは有名な先生にでもお金を払って教えを乞えば解決するような気がするのは私だけだろうか。

　研修内容がどうとか、教える人がどうとかより気付いてほしい事がある、それは今話している事は全て受動態だということを。与えられる、用意されている、そのレールに乗るだけで本当にスキルアップが可能なのだろうか。

　私たち技術者のスキルアップには「能動態」である事も不可欠なんではないかと考える。つまり研修でインプットした事を実際の現場でアウトプットし「トライアンドエラー」の繰り返しをする事！

　そのアウトプットする環境が一番大事だと考えているのがLnailだ。

同じ年代のお客様だけを接客していてもスキルアップはできません。
もちろん同じようなジャンルを好むお客様ばかりでも同じです。
つまり、様々な年代の方や好みをお持ちの方、異なる爪の形状、無理難題を指示してくる方、などを接客して初めてレベルがあがると考えています。

　事実こちらのサロン、10代から50代までのお客様が利用されており、注文のあるデザインも定番から最新まで様々だそうだ。さらにこうも言っていた。

技術レベルの高い人をスキルがあるとは言いません。
お客様の望む以上の接客をして初めて一流だと考えます。
この「感動接客」をする事による顧客リピートの最大化を常に心がけています。
お客様一人一人を大切にし、スタッフ一人一人の意見を尊重し、お客様満足・従業員満足を最大化できるように常に考え、行動しています。

　このお店の考える「一流ネイリストとの定義」がお店全体に浸透しているからこそ、スキルの高いネイリストが生まれるのだと思う。