それは 求人広告というのは「広告」だということ!
広告はマイナス面を隠す
「うちのお店の鶏肉は非常に安い外国産を使用し原価を抑えています」
「この化粧品はコラーゲンをうたっていますが量はごくわずかです」
このような広告を見たことがありますか?
もしそのような広告があったとして
あなたはそのお店に魅力を感じたり購買意欲がわきますか?
これは求人広告においても同じです
「当サロンは新人ネイリストが入ってもすぐ辞めてしまいますので募集しています」
「人間関係があまり良くない為ハートの強い方を求めています」
このような求人広告を見てそのネイルサロンに魅力を感じますか?
現状はそうであってもネガティブな部分は隠すネイルサロンが大半です
「アットホームなサロンです」
「長く勤めたい方にピッタリのサロン環境です」
このようなポジティブな言葉で書きかえられている可能性がありますよ!
もちろん額面通りのサロンもありますが、こういったキャッチフレーズや文章は、すべてを鵜呑みにして信じるのは危険です
求人広告とは
応募意欲をかきたてる為に魅力あるフレーズを並べるということ!
これをしっかり頭に入れておく必要があります
ハローワークへの苦情は年間9,000件
最近新聞にこのような記事が出ていました
求人票に関する苦情約9,000件を調べたところ、約4割で実際の労働条件が記載内容と異なっていたことがわかった。
「ブラック企業」が求人票の内容を良く見せかけて労働者を集めるケースが各地で相次いでおり、厚労省は求人票の記載のチェックを強化している。
そして苦情例として
●『基本給』として記載された額より実際は少なかった
●通勤手当も『あり』となっていたのに全く付かない
●『あり』となっていた雇用保険、社会保険も加入していない
●求人票には週休2日と記載されていたが、日曜しか休めない。
怖すぎます…
さらに
記載内容が実態と違っても法的な罰則はなく、企業のモラルに任されている面が強い。
これは
このネイル業界にも言えることです
むしろもっと悪質かもしれません
こういった条件面だけではなく、先ほどのような魅力あるフレーズなども含めて、求人票の内容だけでそのサロンを判断するのは非常に危険ということです。